シマちゃんのインフィニティFXブログ

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続、続々 日産GT−R開発の秘話

昨夜の『ガイアの夜明け』でGT−Rの開発から発売までのドキュメントが
放映されていましたネ。
シマちゃんがモーターショーでお会いした方も映っていました。

GT−Rを知れば知るほど欲しく成ってきてしまい、もう我慢出来なくなって来たー!
デモカー用に明日(もう今日か?)1台オーダーしちゃおうと考えています。


新型GT−Rを語るのに欠かせないコア・コンセプトに『プミアム・ミッドシップパッケージ』と言う思想があり、その思想は3つのキーコンセプトから成る。
まずはその1つ目の『Force of the Earth』・・・自然力の最大性能活用である。
今日はこキーコンセプトについて少し説明しようと思う。

日産曰く、『走りの全ての基となる「動力・慣性力・空力」を最大限効果的に「走り、曲がり、止まる」の運転性能と乗り心地に変えるため、原点からドライブトレイン配置を見直し、シャシー機能と一体化した「独立型トランスアクスル4WD」という世界初(日産特許)の駆動方式を新たに開発しました。また、ヨーロッパ、日本のムービングベルトタイプの風洞で開発された空力性能も、「空理抵抗(Cd=0.27)×ダウンフォース」で、世界トップクラスの性能を実現しています。』と説明している。

ここで登場したのが「独立型トランスアクスル4WD」というキーワードである。この独立型トランスアクスルとは、通常エンジンと連結されているトランスミッションをあえてエンジンと切り離し、リヤのディファレンシャルと一体化させたものである。
それによるメリットは以前にも記した振動や音に対する対策にも有効であるが、他にも運転席と助手席のレッグスペースを有効に使える事や、以下のような多数のメリットが有る。
最小限にしたフロアトンネルと、横に寝かされ配置されたトランスアクスルにより車体の重心も低く抑える事ができ、それによりコーナーリング性能を向上させる事ができる。
また、トランスミッションがエンジン後ろに無い分、そのスペースによりエキゾーストマフラーの取り回しにも自由度が増し、触媒の大型化や排気効率を優先した取り回しも可能になる。これも当然エンジンの出力向上の要素となる。
フロアトンネルの小型化は車体の強度向上にも有利に働く。特にエンジンルームやトランクルームと車内を仕切るバルクヘッドパネルは1枚の平面に近い方がねじれ剛性には断然有利である。
更にトランスアクスルを後軸付近に配置する大きなメリットとしてエンジンや排気系からの熱害を受けにくい事や、何と言っても前後の重量バランスの最適化が挙げられる。
これはコア・コンセプトに掲げている『プレミアム・ミッドシップパッケージ』の名の通り全軸と後軸に掛かる重量を50:50に近付ける事でミッドシップバランスを実現し、車の挙動をコントロールしやすい自然なハンドリング性能を有した車に仕上げるために、回頭性能、コーナーリング性能、直進安定性能、動力伝達性能、ブレーキング性能、安全性能を高い次元で融合させる事を狙ったパッケージである。

ここまで書いて先日お会いした開発者のお話を思い出した。
ご存知の方も多いとは思うが、実はミッドシップという概念は船の技術からきたものである。船は前後のバランスが崩れてしまえば不安定に成るばかりか最悪沈んでしまう恐れもある、もちろんバランスを取る技術は他にもあるのだが、基本的にエンジンを船体の中央付近に置くことでイニシャルバランスをとっている。それを自動車に応用したのだが、自動車の場合は船の目的とは違った意味を持つ。その最大のメリットは回頭性の向上である。前ばかりが重たければ曲がらない車になってしまう。そこで前後のバランスを均等にし、回頭性を高めると共にニュートラルステアを狙ったものである。
話を戻すと、新型GT−Rは前後バランスをあえて50:50にしてはいないという話である。やれば出来ない訳ではないが、今までの話は車が止まった状態での理論上の重量バランスの話なのだ。「しかし、実際には車は走るためにあり、大切な事は実走行の状態での動的バランスがどうか?という事である。その動的バランスを最適にセッティングできたからこそウエットのニュルで市販車として世界最速記録を出せたのだ。」と氏は語った。
その思想こそが『プミアム・ミッドシップパッケージ』であり、その立役者がエンジンと切り離され、リヤに配置された「独立型トランスアクスル4WD」システムなのである。
しかしこのレイアウトもメリットばかりでは無く当然幾つかのデメリットも生じる。GT−Rの車体重量の話は前にも触れたが、独立型トランスアクスルシステムの採用には軽量化に対してはデメリットと成ってしまうのは否めない。しかし、上記に長々と記した通り、結果としてこのシステムによるメリットは確実な結果として現れている。
もう、この新型GT−Rを重たいスポーツカーと言うのは間違いである事に気づいてくれたと思う。
新型GT−Rは体脂肪率ゼロに限りなく近い筋肉質のマシーンなのである。

【2007.10.30 Tuesday 08:55】 author : シマちゃん | 新型車情報 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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